なぜ「葉酸」が妊娠中には欠かせないのか

「妊婦さんには葉酸が必要」というのは、妊活中や妊娠中の方にはとても有名です。

けれども、葉酸がどうして必要なのか?一体どれくらい摂取したらよいのか?というのは良く分からないという方も多いのではないでしょうか。

葉酸は、ほうれん草やブロッコリーなどに多く含まれる水溶性のビタミンです。葉酸はDNAの合成や細胞分裂、造血効果など私たちの体を作るために大切な栄養素です。

特に妊娠中にはこの葉酸を摂取することが推奨されており、不足すると生まれつき脊椎の一部が形成されない「二分脊椎(神経管閉鎖障害)」を引き起こすリスクが高くなるといわれています。そのため妊娠中の方は、積極的葉酸を摂取する必要があるのです。

それでは妊娠中の方は、1日どれだけの葉酸を摂取したらよいのでしょうか?厚生労働省が推奨している葉酸の量は1日あたり480μgです。

これに加えて、妊活中や妊娠中の女性はサプリメントなどで1日400μgの葉酸を摂取することが望ましいとしています。

ほうれん草は100gあたり210μgの葉酸を含んでいるので、1袋(200g)で1日の摂取目安量に近い量の葉酸が取れるように思われるかもしれません。しかし葉酸は「熱や水に弱い」という特徴があります。

加熱をすると葉酸が失われてしまうだけでなく、水で洗うだけでも流れ出てしまいます。そのため、ほうれん草は加熱をすると100gあたり110μgと約半分に値に減ってしまいます。

1日の摂取目安量をとろうとすると、毎日2袋はほうれん草を食べなければなりません。

現実的に毎日ほうれん草2袋はとても難しいですし、さらにほうれん草はシュウ酸を多く含み結石を作り出す原因にもなってしまうため過剰摂取は望ましくありません。

これらの事を踏まえても、妊娠中の方はサプリメントから葉酸を摂取することが望ましいのです。

また妊娠中だけでなく、妊活中から葉酸を摂取することが重要です。妊娠1ヶ月前から葉酸を摂取することで、より胎児の先天性異常を予防することができるからなのです。

また、出産したら「葉酸の役目も終わり」ではありません。赤ちゃんの命綱である母乳の原料は「血液」です。

その血液を作り出す働きが葉酸にはあります。そして細胞分裂をサポートする葉酸は赤ちゃんの成長にも欠かせません。母乳を通じて赤ちゃんに葉酸を運ぶことで、その成長をサポートしてくれるのです。

葉酸サプリメントは妊娠中はもちろん、妊活中や産後ママにも欠かせない大切なものなのです。